もり小児科看護師の森が書く漢方養生ノート2頁目です。
薬日本堂 漢方養生指導士養成講座中級認定試験待ちです。家族みんなでできる養生を分かりやすく書いてみたいと思います。
ご意見はメール:morigoiken@yahoo.co.jp
もしくは、本人までお気軽にお声かけくださいませ!
1頁めはこちら
3頁めはこちら
4頁めはこちら
5頁めはこちら
五行説は中国医学の理論を支える自然観のひとつです。
生活に欠かせない5つの要素と考えます。
木火土金水(もくかどこんすい)それぞれのキーワードを色別にして書き込んでみました♪
<相生>→相手を生み助けて促進する関係
木は火を生じ(木をこすり合わせると火が生まれる)
火は土を生じ(火によって焼かれた木が灰になり土へ)
土は金を生じ(金属鉱石は土から採掘)
金は水を生じ(金属の表面に水の玉を結ぶ)
水は木を生ず(水は木を育てる)
<相克>→相手を抑制しコントロールする関係
木は土を克し(木は土に根を張り養分を吸収し成長)
土は水を克し(土は土手となって水の氾濫を防ぐ)
水は火を克し(水は火を弱める)
火は金を克し(火は金属をやわらかくする)
金は木を克す(金は斧や鋸となって木を剪定)
我が家の料理酒には、「クコの実」を入れています。
血を補うのによい「クコの実」ですが、なかなかそのまま食べることが難しいので、料理に良く使う酒に漬け込んでいます。
たまに、煮物に入り込んでいることがあります(笑)
我が家のみりんには「ナツメ」を入れています。
クコの実同様、血を補う「ナツメ」気持ちを安定させる作用もあります。
これまた、なかなか食すことができないのでみりんに仕込みました。
女性が多い家族なので、なんとか食養生で健やかに過ごしたいという願いです。
〇神明を主る:「こころ」を調整しているのが五臓の「心」です。精神、思考、意識などのこと。「心主神明」がこれらの中心となっています。
〇舌に開竅する:心のトラブルは「舌」にあらわれます。特に、舌の先が赤くなったり赤い点々ができたり、ピリピリするなどの症状が出ることがあります。
〇華は顔にあらわれる:火の不調があらわれるのが「顔」です。調子が整っているとつやのある顔色ですが、調子が良くないと顔色が悪く暗い色となります。
心は「こころ」とも読むので、精神面が五臓のはたらきとしては重要なポイントとなります。心が弱ってくると、母子関係にある「脾」にお影響が及ぶこともあります。
落ち着かない、不安になる、気がせぐ、記憶力減退、不眠、夢が多い、などの症状がみられることがあります。
このような症状に対応できるのが漢方薬の得意とするところではないかと思います。
そして、心をいたわるには「夏の養生」です!
早起きして、おだやかにすごし、体を冷やしすぎない、夏野菜や薬味をとる・・・などなのです♪
鏡に映る姿は神さまで、自分を見ているのだ、と考えればシミがあろうが、アイメイクがどうだろうが関係なく、神さまに見られて恥ずかしくない自分ですか?と問うということなのかもしれません。
(ここで言う神とは漠然としたものと考えます、けして特定の宗教を持っているわけではありません、あしからず)
「目が輝いていますか」「感じの良い笑顔ですか」「嘘をついていませんか」「いじわるしていませんか」「自分をいたわってますか」「近くにいる人に思いやりをもてますか」「ゆるせていますか」「感謝していますか」「正しいことをしていますか」・・・
鏡を見て、毎朝こんな風に思ってみるだけでよい一日になると思います!
また、イライラ・カッカしている高齢者にも用いることが多いそうです。
また慢性腰痛のファーストチョイスにもなっています。「怒り」が隠されている場合、例えば職場の人間関係、上司の評価への不満など・・・、それで腰も痛い(>_<)という時にはかなりの有効性があるとか。
入っている生薬は・・・
〇柴胡(さいこ):セリ科の植物の根っこ。みぞおちから上の膨満、圧痛を抑える。(緊張)
〇釣藤鈎(ちょうとうこう):アカネ科の植物のトゲ。肝の高ぶりによる興奮を鎮めてふるえを止める。鎮静作用。
〇白朮(びゃくじゅつ)・茯苓(ぶくりょう):利水。水回りをよくして「おちつかせる」
〇当帰(とうき):血を補う。そして「おちつかせる」
〇甘草(かんぞう):脾胃を補い、神経の興奮を収める。
〇川芎(せんきゅう):血を補う。
・・・の7種類です。
生薬の薬効を見てもわかるように、気血水のバランスをとって気持ちをおちつかせてくれる漢方薬なのですね。腰痛のファーストチョイスにしては、痛みに関するものが見当たらないのが不思議なところです。(まだまだ西洋の頭ですな)
ということは、腰痛は「気持ち」が深く関係しているってことでしょうか・・・。心と体はつながっている・・・。
生薬のことを書いていたら、ひさしぶりにそのものを見たくなりました。1年近くスクールに行けていないので、もうちょっとコロナが落ち着いたら、薬日本堂の漢方ミュージアムで生薬たちに囲まれて癒されたいです~♪
どくだみは生薬になると「十薬」(じゅうやく)という名前になります。
その昔、馬に飲ませたら十の効果があったとのことで、この名前がついたのだそうです。
その名の通り、葉っぱ、花、根っこに至るまですべて食べられるのが驚きです!日本では、食用というよりは「薬」として使うことが多かったとのことです。
効能は、抗菌・解毒・消炎・利尿などです。
「チンキ」は蚊に刺された時に塗るとかゆみに効くのと、水虫などにもよいそうです。
自分はよく蚊に刺されるので、今年はこのチンキを塗ってみようと思います。
肌の悩みにも使われ、ひどくかぶれたときなどにも効果があるそうです。どくだみ茶を飲むのもよし、乾燥させた葉を入浴剤としてつかうとつるつるになるそうですよ。
パックになっている市販のどくだみ茶をお風呂にいれるのもOK。
これなら手軽ですね。
このチンキは3か月ほど漬けておき、グリセリンを加えると化粧水にもなるというすぐれもの。
出来上がりが楽しみです♪
参考文献:家の光協会「薬の本堂のおうち漢方365日」 うかたま 2021vol.63
美味しいものや大好きなものは、こんな風になるまで食べてしまうことがありませんか?
漢方でいうと胃に食べ物がたくさん詰め込まれることを「食積」(しょくせき)と言います。
なにがいけないかというと、胃の負担が増してしまうことの他に、気血水の「気」が滞ってしまうというのです。
お腹に限らず、悲しいことがあって胸がつまる、喉がつまる、とにかく、つまってしまうと気が巡らないので病気になりやすいという考えです。
お腹にも、少しの「スキマ」を作ってあげることが健康の秘訣なのです!
「腹八分」と言われますが「腹七分」くらいがちょうどいいようです。「もうちょっと食べたいな」というところでやめておく、むずかしいですが、健康寿命を延ばす秘訣なのです。
食事のあとは、お腹のマッサージ、胃のあたりを上から下に向かって撫でさすります。やさしく、なでてください。10回から20回くらい。
そのあと、両脇腹をおなじようにさすります。
食べ物は、食べたら下へ運ばれていきます。その運化を助けてくれるのだそうです。
お腹には常に「スキマ」を作っておきましょう♪
ペットと漢方というセミナーを一度だけ受けたことがありますが、やはり五行の「木火土金水」にあてはめたペットの性格を知るという内容でした。それぞれの特徴やおすすめのツボなどもあるのですが、どのペットにも共通して行ってほしいのは「おなかのマッサージ」だそうです。右回りにおへそのまわりをやさしくなでてあげると良いそうですよ。飼い主さんは自然とマッサージしている場所かもしれませんね(*^-^*)
おへその場所は難しいのですが、毛が渦巻いている場所があるそうでそこがおへそだということです。
人も動物もやはり「脾胃」お腹の調子を整えることが大事なのは同じですね。
マッサージをしている人間のほうがペットに癒されているのかもしれません♪
<梅>
五味:酸味、身体を冷やしも温めもしない平性です。
体液を補い、胃腸の調子を整えてくれます。
気を補い、巡らせる働きがあります。
塩漬けにした梅から水分があがり、「梅酢」ができます。
ごはんを炊くときに少し入れると、ごはんが傷みにくくなるそうです。この時期のお弁当にはもってこいです。
もちろん酢の物などにも使えますよ。
季節の恵み、存分に活用したいと思います(^^♪
※診察室の先生の机に、午後になると梅シロップが置かれます。レモンも入っていますよ。
漢方を学んでいて、尿に勢いがあるかどうか、というチェック項目があり自分の体験を思い出したのです。
ご自分や家族の、健康のバロメーターとして「二便が正常」かどうかをチェックするのは重要でしょう(^^)/
最後に、貝原益軒さんが「養生訓」で大小便についてどんなことを書いているか?と本をめくってみました。
その中で個人的に気に入ったのは、以下の箇所です。
「太陽、月、星座、北極星、祖先の霊を祭る廟(びょう)などに向かって大小便をしてはならない。また、太陽や月が照らしている場所に小便をしてはならない。およそ、天の神、地の神、死人の魂は恐るべきものである。あなどってはいけない。」
漢方を学ぶということは「人としてのありかた」を学ぶこと、だと感じるこの頃です。
夏をそのように過ごせなかった場合、秋には咳の出る病にかかるかもしれない、と考えます。
五行で見ると、「夏(心)」と「秋(肺)」は相克の関係にあります。夏の不養生が肺をいじめてしまう、ということでしょうか。
また、「冬病夏治」(とうびょうかち)といって、冬の慢性病は夏の養生によって好転すると言われています。
冬に体調を崩しやすい・・・という方は、ぜひ夏の養生をしっかりしてみてください。
最後に、「夏にとりたい食材」のところに書いた「菊花」(きっか)について。
刺身に添えてある黄色い食用菊です。刺身は生もので体を冷やす性質があります。つま、と言われる大根やしそ、シソの実、海藻、菊花、などは薬味として体を冷やしすぎないようにする食材なのです。つま、にも薬膳の意味があるんですね~。ぜひ一緒にいただきましょう。
食用菊は、酢の物などにすると見た目もきれいで鮮やかな一品になりますよ。
♪かざりじゃないのよ、菊花は~はは~ん♪
(?の方のために、井上陽水「かざりじゃないのよ涙は」の一部です)
夏を元気に過ごしましょう(*^-^*)
ナイチンゲールと漢方、共通点が多いです!(^^)!
一緒に気(き)もめぐり、血(けつ)も流れます!
そして、たまには広い空をながめて、深呼吸を♪
(写真はイオンの屋上で写したものです。雲の中に隠れた太陽です。天使の梯子が出ています。)
五行配当表を見てもわかりますが、「土」のキーワードとして「湿」「土用」(梅雨)「胃」などがありますね。
逆に考えれば、湿気対策は他の国よりも万全なのかもしれません。
わたくしごとですが・・・
昔から湿気にはめっぽう弱いタイプ。夏は嫌いだし、クーラーの部屋に入るとすぐに下痢していました。体質は今でもあまり変わってはいませんが、漢方を学んで「湿気対策」をいろいろと試すことができています。
昨日夕方、やけに喉がかわき、いけないと思いつつ「カルピス」(大好き)を一気飲み。
なぜか喉がかわくとカルピスが飲みたくなります。
そして、今朝の舌は、みごとに画像のような「歯痕」が(>_<)
この「なみなみ~」が舌の縁にあらわれている時には気血水の「水」が滞っているサイン。「水滞」(すいたい)の状態です。
水を巡らせてくれる食材は豆類、ハトムギなどです。
さっそくスナップエンドウをポリポリ食べました。今が旬の枝豆、いんげん豆、そら豆、たくさん売られています。
ハトムギは炒ってあるものなら、そのまま食べられます。お茶にしてもグー。
他には、とうもろこしのひげ(南蛮毛)のお茶(韓国料理の店で出てきますね)、きゅうり、セロリ、スイカ、ブドウ、冬瓜、大根、白菜、あさり、しじみ、海苔、わかめ、ハマグリ、鮭なども良いそうです。
空心菜(くうしんさい)という野菜は、茎の真ん中が空洞になっていてストローのように水を通します。見た目のとおり、水の滞りを通してくれる効果があります。見た目と作用が同じという、薬膳の不思議でおもしろいところです♪
養生は「人による」ので、何事も一概には言えないのです。
自分の体に向き合うことが良い養生につながるのだと思います。
ぜひ、一日の尿回数を気にしてみてください♪
ほんのり甘くておいしい~(*^-^*)
八十八夜とは、立春から数えて八十八日目のことなのだそうです。
季節を知らせるもので、このころ茶摘みが行われるということなのでしょうか。
今年は5月1日が八十八夜でした。
<緑茶の効能>
五味:甘、苦
五性:涼
体の熱を冷ましてくれます。頭スッキリ!消化も促すので食後に飲むのは良いですね。
昼の緑茶、夜のほうじ茶
昼間は陽の時間で熱を発しやすいので緑茶で冷まし、夜は陰の時間なので体を温めるほうじ茶がよいとされています。
また、水分摂取は「のどが渇く前に」するのがポイント!
喉がカラカラになってからだと、ついがぶ飲みになってしまいお腹に負担をかけてしまいます。
ちょこちょこと体温より温かい水分を飲みましょう。
あたりまえですが、糖分の多いものを水分摂取として飲むと「痰湿」(たんしつ)といって、ドロドロねばねばしたものが体に溜まってしいまいますので注意が必要です。
久しぶりに看護学生の時に使っていた「看護覚え書き」(1960年)を引っ張り出してみました。
たぶん、1年生のいちばん始めに開いたのが、フロレンス・ナイチンゲールが書いたこの本だったと思います。
毎朝、ホームルームで「ナイチンゲール誓詞」をクラス全員で唱えてから1日が始まりました。
今も、そんなことしている学校あるのでしょうか・・・。
34年前の話です。
パラパラとめくってみると、驚いたことに養生のようなことについて書かれている項目がたくさんあるのです。
この機会に、もう一度読み直してみようと思います。
しかも、看護師(当時は看護婦)の教育のための本ではなく、すべての女性に向けて書かれているのです。
いまでこそ、男性看護師がたくさん活躍している時代ですが、当時は看護というものを女性特有の役割と考えていたようです。
冒頭の部分にはこのように記されています。
「これは他人の健康について直接責任を負っている女性たちに、考え方のヒントを与えたいという、ただそれだけの目的で書かれたものである。(中略)言い換えれば、女性はだれでも看護婦なのである。日々の健康上の知識や看護の知識は、つまり病気にかからないような、あるいは病気から回復できるような状態にからだを整えるための知識は、もっと重視されてよい。こうした知識は誰もが身につけておくべきものであって、それは専門家のみが身に着けうる医学知識とははっきり区別されるものである。」
なんと!
すばらしい、ナイチンゲール!
養生そのものについて考えておられたのです。
各論では、部屋の温度を保つことや換気について、物音、食事、ベッドと寝具、部屋と壁の清潔、おせっかいな励ましと忠告、などについて細かく書かれています。
貝原益軒の「養生訓」にそっくりです。
こちらでも、ちょこちょこ紹介してみようと思います♪
特に、下半身を冷やさないようにすることが大事です。
お子さんも同様です。スカートやワンピースの下にパンツいちまい・・・という女の子がいますが、オーバーパンツや短いスパッツを履かせてあげるとよいと思います。
防犯のためにも、おすすめいたします。身だしなみ、を整えておくことを小さいころから身に着けておけるように教えてあげましょう。
靴下は、くるぶしソックスではなく、長さのあるものがベスト。足首を冷やさないようにするためです。
レッグウォーマーなどを活用してみるのもよいでしょう。
あたためる、ではなく「冷やさない」が養生の基本的な考え方なのです♪
色別で書いてみましたが、真ん中に小さく「木火土金水」と入れてみました。そうです、こちらも五行説に基づいた考え方なのです。
五行説、すごいです!(^^)!
自分がどのタイプなのかを知ることで、どう対処したらよいのかも分かってくると少し楽になるのではないでしょうか。
私は、明らかに赤い字の「火」タイプ。五行占いも「火の陽」です。
さっそく売り出されたばかりの「スイカ」をいただきました♪
ただ、スイカは大好きなだけですが・・・(笑)
春の土用が終わります。
明日5月5日は「立夏」(りっか)です。
ここで、春のキーワードを持つ「肝」のおさらいをしておきます。
〇肝は疏泄(そせつ)を主る(つかさどる)
疏泄とは・・・全身の気を巡らせること。
肝の気が正常に巡っていると、精神状態も安定しています。滞ると情緒が不安定に、上がってしまうとイライラします。
春は、ゆったりすごすというのはこのためです!(^^)!
食べ物の消化も助けます。
〇肝は血(けつ)を蔵す(ぞうす)
肝は「蔵血」(ぞうけつ)の役割があります。
活動している時には、「血」(けつ)を全身に巡らせ、休んでいる時には肝へ貯めておきます。
肝に貯まっている「血」が不足してくると、筋肉のけいれん、しびれ、目の疲れ、思考力の低下、などがみられます。
目のぴくぴくは、こむらがえり、などは肝の血が不足しているための症状の場合があるのです。
更に、「女性の先天は肝」といわれ、月経・妊娠・出産などに大きくかかわっているといえます。
〇肝は筋(すじ)を主る(つかさどる)
肝は、筋に栄養を与えて、人の四肢(手足)や関節運動を支えています。
イライラすると「青筋が立つ」なんて言いますね。足のつり、首の寝違え、なども筋つながりでしょうか。
〇肝は目に開竅(かいきょう)する
肝血は、目に栄養を与えて、物を見たり色を見分けたりする力を養ってくれます。
肝血が足りなくなると、視力低下、目の乾燥、目の疲れ、などが起こると考えます。
目で見ることができるのは、「肝血」のおかげなのですね。大切にしなければいけません。寝る前のスマホは良くないことが分かります。
〇華(はな)は爪に現れる
肝の不調は「爪」に現れるといわれます。
爪が割れる、でこぼこする、すじがはいっている、ツヤがない、などの症状です。
西洋医学でいう「貧血」の症状と似ています!
「肝」のイメージはできましたか?特に女性にはとても大切な「肝」です。若いころから、肝をいたわってあげると生理痛や生理不順などにも良い効果があり、更年期にも穏やかに過ごすことができるのかもしれません。もちろん、養生はいつから始めても遅くはないと思っています。
続けることが大切です(^^)/
↑の五行配当表と一緒にごらんください♪
参考文献:薬日本堂監修「薬膳・漢方の食材帳」
こうしてみると、やはり心と体はつながっているということが良くわかりますね。
食べすぎてしまった時には、「胃腸が弱っているな」とそのサインを受け取って、次の食事はおかゆやスープなどにして胃腸を休ませてあげましょう。
今年は5月5日が「立夏」。
季節の変わり目、胃腸の調子を崩しやすい時期ですね。
さて、ちょっと季節外れですが有機野菜の宅配から立派なかぶが届きました!
<かぶ>
体を温める「温」の食材です。
お腹を温めてくれます。
気が上がってしまいのぼせてしまう時や、熱を持った吹き出物などに効果があるそうです。
五臓すべてを養ってくれます。
肝が高ぶってしまう春の終わりに、久方ぶりに「ものもらい」ができてしまいとても痛かったです(>_<)最近また、ほてりも・・・
かぶは、そんな症状にも良いことを知りました。
私は、みりんと醤油で薄味にさっと煮ていただくのが好きです♪
「なんとか飲ませるのですが、吐きだしてしまって飲んでくれません」という場合があります。
後者の親御さんの飲ませ方が悪かった・・・ということでは決してありません!
お子さんに限らず、漢方薬は必要としている場合はすんなり飲めて、しかもおいしく感じることがあるようです。反対に、必要ない場合は飲めない(飲まなくてもよい)ということがあります。
また、漢方薬のやめ時や選択も本人次第、のようです。
授業中にお腹が痛くなる、という訴えで来院した中学生は、小建中湯を飲み始めて調子がよくなり、半年ほど飲み続けましたが「もう飲まなくても大丈夫です」と言って終了となりました。
飲み始めて2週間後に「調子がいいみたい」と毎月きちんと来院。表情も明るく顔色も良くなったように感じました。
漢方薬を処方されて、次に来院した時にお子さんの「表情」が変わってくるのを見ていると漢方薬の不思議な力を感じます。
診察室にお呼びして入って来る様子が、重い足取りからスキップに変わった男の子もいます。
立ち振る舞いが「さっぱり」してくる女の子もいました。
受付スタッフが「待合室での様子も前とは違う」と教えてくれることもあります。
西洋薬を飲んで痛みがなくなった、咳が出なくなった・・・という症状がなくなる、という現象ではなく、漢方薬の場合は「見た感じ」が変わるのです。
また、その日の体調でどの漢方薬を飲むかを自分で決めているというお子さんも何人かいます。年少さんから年中さんのお子さんです。
これもオドロキ!
漢方薬は、とりあえず飲んでみる、というスタンスで良いのではないかと思います。飲めなかったら、中止。飲めたなら続けてみる、というこれまた西洋薬とは全く違った使い方です。
困ったときにちょっと力を貸してもらう、漢方薬はそんな優しい存在です(^_-)-☆
因時養生(いんじようじょう)といいます('_')
5時~7時:【大腸の時間】寝起きの白湯を飲んで排便の時間です。朝陽を浴びて、体を動かしストレッチをしましょう。
7時~9時:【胃の時間】朝食をしっかりとります。お腹にやさしいおかゆやスープがベストです。
9時~11時:【脾の時間】気血が盛んになる時間です。冷たいものはとらないようにしましょう。
11時~13時:【心の時間】午後も元気に過ごすために、少しの間目を閉じて休むのがよいそうです。
13時~15時:【小腸の時間】水分補給を!
15時~17時:【膀胱の時間】仕事や勉強がはかどる時間。排尿しましょう。
17時~19時:【腎の時間】夕食をとります。
19時~21時:【心包の時間】リラックスの時間。ゆっくりお風呂につかりましょう。
21時~23時:【三焦の時間】寝る前にゆったりと過ごす時間。
23時~1時:【胆の時間】遅くても23時までには布団に入りましょう。
1時~3時:【肝の時間】血が肝に戻る時間。質の良い睡眠を。
3時~5時:【肺の時間】生命力がおちる時間。体温も低くなります。喘息の発作が起こりやすい時間です。
仕事や学校などで、なかなかこの通りにはいかないこともありますが、今がどんな養生をするのに適した時間かを知っておくと体をいたわることができるのではないでしょうか♪
養生法や漢方薬を選ぶときに、まず知っておきたいのがこの2つのタイプです。
みなさんはどちらでしょうか?
ただ、必ずしもどちらかに分かれるわけではなく「寒」「熱」両方という場合もあります。
食材を見てみると、寒タイプの方には寒い地域のもの、熱タイプの方には熱い地方のもの、が多いのが分かります。
自然の摂理なのですね。
便秘に良いように思う「バナナ」ですが、熱タイプの便秘には良いけれど、「寒」タイプの便秘にはあまり効果がないことがあります。冷えが原因の便秘なのに、かえって体を冷やしてしまうからです。
このように、ご自分やご家族の体調に合わせた食材を取り入れてみてくださいね。
そして、なによりも大切だと思うことは食事は姿勢よく、感謝していただくことです。
いくら食養生をしていても、スマホを見ながら、本を読みながら、ゲームをしながら、などの「ながら食べ」ではもったいないです。
食事のマナーもそうですが、何よりも食べ物の効能をむだにしていることになるからです。
人間も自然の一部、自然の恵みをいただいて生きていることを忘れないようにしたいものです♪
頭が痛い→「5階まで階段上って降りておいで~」と中医学の先生は言います。「え?」頭痛いのに?と思いますが、5階上り下りまではいかずとも、ちょっと体を動かして汗を出してみてください。頭のてっぺんをぎゅーっと押してみてください。頭痛に良いツボがあります。(百会)
これだけで良くなることがありますよ。
生理痛がひどい→まずは体を冷やさないで。飲み物は温かい白湯を。生野菜・刺身など体を冷やす食べ物を少なくしてネギやショウガなど体を温める食材をとりいれてみてください。入浴はシャワーで済ませず、浴槽につかってリラックスしましょう。下半身はいつも温めて。
お腹の調子が悪い→食生活を見直してみましょう。脂っぽいものや味の濃いものをとりすぎていませんか?食べ過ぎていませんか?薄味で消化の良いものを、よく噛んで食べてみましょう。食後は軽く歩いて消化を促すのがよいでしょう。
元気が出ない→しっかり睡眠がとれていますか?目を休めるためにもスマホやパソコンから離れてみましょう。5分でも早く布団に入るようにしてみてください。
薬膳としては、小松菜や卵スープ、小麦製品などは気持ちをおだやかにしてくれますよ。香りのよい野菜や果物もとりいれてみてください。
もちろん、やむをえない場合は薬の力を借りるのは悪いことではありません。例は大人の方向けの養生ではありますが、お子さんにも試してみてください。
お子さんの場合は、「それでも心配だ」と思ったなら受診してくださいね♪
怒・喜・思・悲・憂・恐・驚
などの感情を、中医学では「内傷七情」(ないしょうしちじょう)といいます。
感情が平坦に保たれていると、五臓六腑も調子が整っていますが、どこかの感情が「○○しすぎて」しまうと体にも影響が出るといわれています。
例として。。。
〇大笑いしすぎて、喘息の発作が出ちゃった・・・五行配当表を見ると、心(喜)が肺(悲)を傷つけてしまった、といった具合です。
〇喜びすぎている人は驚かすとよい・・燃えすぎた火を水(腎・驚)で弱める
コンサートで突然の爆音はよいのかも?(笑)テープ飛んできたりするやつです。みんないったんおちつこうか、みたいな(笑)
〇イライラしていたらは悲しい映画を観て涙を流すのがよい・・・肝の高ぶりを悲(肺)が抑えてくれる
面白いですね~。平常心、大切です♪
でも、大喜びしている人を驚かすのはちょっと気がひけますね(笑)
夜泣きや病気や反抗期・・・毎日先が見えない子育てにつかれてしまうことも多いと思いますが、お子さんは大人の一生懸命もちゃんと見てくれています。
お子さんのことをたくさん心配したり、悩んだり、それは全部愛情として伝わります。
そして、今度はそれをお父さん、お母さんに同じように伝えてくれますよ!
もっと大きくなると、周りの人すべてに愛情が持てるように育ってくれると思います。
この季節にいつも思い出す長女とのひとコマでした♪
おかげで、お母さんにもたくさんおともだちができましたよ。
味はルイボスティーです!(^^)!
ファミリーマート限定販売。小さい袋で100円ちょっとで買えますよ。
「はとむぎ紅茶」です。
はとむぎは「ヨクイニン」という生薬にもなっています。
化粧品などにも配合されていますね、ハトムギパックとかもあります。
むくみを取ったり、肌の調子を整えるはたらきがあるからでしょう。
自分は「水滞」(すいたい)の体質で、これから梅雨から夏にかけての時期は苦手なタイプです。むくみや、下痢などを起こしやすくなります。
肌の色が白く、ぷよぷよしているので冷えやすいとも言われました。(鍼灸院にて)
春先は、手足の指に小さい水ぶくれができてかゆくなることも多いのです( ;∀;)
今年は、春から梅雨の時期の備えてハトムギを摂るようにしています。
緑茶やウーロン茶、麦茶などと合わせてみましたが、私は紅茶が好みです。紅茶は温め効果もあるので冷えにもグーです♪
つかれた時の簡単な養生法を書いてみました。
特に、やってしまいがちなことは「栄養をつけよう!」と思ってしまうこと。逆に身体の負担を軽くすることが養生、です。
若い方はお聞きになったことがないかもしれませんが、バブルの時代のドリンク剤のCMに「24時間働けますか?」というキャッチフレーズがありました。
今では、そんなCM流せない・・くらい時代は変わりました。
きちんと働くなら「早く帰って、おかゆ食べて寝よう!」です(^^)/
自分の心と身体をいたわってあげられないと、人の身体の心配はできないのだな、と肝に銘じています。
私も昨夜は、目がかゆくて起きてしまいました。
この「かゆい」というのは厄介です。目でも皮膚でもかゆいとこすってしまいます。
この「掻く」という行為は「気血水」(きけつすい)の「血」(けつ)を消耗するのだそうです。「血」は全身に栄養を運んだり、精神活動の基礎物質です。イライラします、栄養が行き届かなくなります(´;ω;`)
そんな時には血を補ってあげましょう!赤黒食材や酸っぱくて甘いもの、木の実などです。
赤身肉、赤身魚、クコの実、なつめ、くるみなどのナッツ類、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、プルーン、ニンジン、トマト、レバー、牡蠣、ホウレンソウ、などなど。
黒ごまは何にでもパパっと振りかけられるので使いやすいですよ。
花粉シーズン、赤黒食材で「補血」してみましょう♪
なのですが、コロナの世の中でなんらかのストレスがアレルギーを引き起こしているのかしら?と思ってみたりしています。
全く個人的な意見です。
ところで、五行配当表の「はなみず」は「肺」に属しています。
ということは、はなみずがひどい時には秋の養生も取り入れると良いのかも!と思いました。
秋の養生といえば、潤い食材を取り入れるのが良いと言われています。
色で言えば「白」い食材です。
大根、白菜、かぶ、えのき、白きくらげ、ゆりね、れんこん・・・などなど。
1頁目の8/24秋の養生もご覧ください。
画像は乾燥ゆりねです。
簡単なのは、おかゆと一緒に炊くのがオススメ。
ご飯を炊くときに入れるとどうなるか・・・したことはないのですが、今度やってみよう。ホクホクして美味しそう♪
参考文献:週刊朝日MOOK「未病から治す本格漢方」
使いやすい漢方薬のひとつだと感じています♪
参考文献:岩田健太郎著「つまずきから学ぶ漢方薬」 週刊朝日MOOK未病から治す本格漢方2020
春の嵐などと言いますが、風が強い日が多いですね。花粉症などのアレルギー性鼻炎や結膜炎は、「風邪」(ふうじゃ)といって風による邪気によるものです。
風が吹くから花粉が飛ぶというより、邪気が風と共に体の表面から入り込んでくるイメージ。また、身体の中で風が吹く「内風」(ないふう)という言葉もあります。
こんな時には、「衛気」(えき)と呼ばれるバリア機能が風邪(ふうじゃ)をブロックしてくれます。
まずは、早く寝ましょう♪よく噛んで食べましょう♪目をいたわってあげましょう♪
もちろん症状がひどい場合は薬を使いますが、その前にまず養生!(^^)!
「くしゃみや鼻水がひどいから、ごはんはよく噛んで食べ、しっかり眠ろう!目も休ませてあげるとかゆいのがよくなるかもしれないよ。」
と、お子さんに教えてあげるのはいかがでしょうか。
※1頁目8/21,8/23の「じんましん①②」もご覧ください。同じような内容です。
五行配当表でも、「金」(こん)と「肝」は相克の関係。「金」のキーワードには「はなみず」「鼻」「皮」とあります。
そういえば、じんましんの方も多いです・・・。
気持ちを落ち着かせてくれます(^^♪
思えば・・・言葉に詰まった時や心配な時、感情が揺れ動いた時によくここを触ったりたたいたりしませんか?
「感激~♥」みたいな場面で・・・(笑)
自然とツボに手が行くのでしょうか。
私も、朝起きたときや仕事の前にスリスリっとすることがあります。お子さんならお母さんやお父さんがしてあげても良いと思います。
不安や心配、イライラ、焦燥感などがあったらお試しください♪
他にも、香水などを手首や耳の後ろに付けますね。ここにもリラックスや安眠のツボがあるんですよ。
香水は仕事柄使いませんが、気に入った香りのボディークリームなどを毎朝このあたりに少しすりこんでいます。
ツボは本格的に学ぶには難しいですが、日ごろからいくつか自分に合ったツボを探すのも良いかもしれません。おまじない、です。
汗がとまらない、トイレが近い、下痢、不正出血、などのときに。
梅・酢・桃・ハスの実、など。
苦味:熱を冷ます。上がった気を降ろす。
胃もたれ、便秘、熱、のどがかわく、目の充血、などのときに。
苦瓜、菊花、緑茶、コーヒー、など。
甘味:滋養強壮。痛みの緩和。胃腸のバランスをとる。
疲れ、だるさ、筋肉の緊張などのとき。
ナツメ、玄米、かぼちゃ、とうもろこし、にんじん、など。
辛味:発汗により外邪を発散させる。
カゼ、固定の痛み、腹部膨満感などのとき。
ネギ、シソ、しょうが、大根、にんにく、など。
鹹味(かんみ)しょっぱい味:塊や固いものをやわらかくする。
ポリープ、しこり、便秘、などのとき。
昆布、海苔、海藻、など。
食べた時の味と、はたらきは必ずしも一致しないようです。
日中は陽気が盛んになるので、緑茶やコーヒーなどの苦味を取り入れカッカした気を降ろすのがよいのですね。
鹹味(かんみ)については理解がむずかしいのですが、「海から採れるもの」というイメージでよいのかと思います。
海藻深層水や、酸化マグネシウム(便秘の薬)などは、この鹹味に入ります。なるほど、です。
ただし、激辛ラーメン食べて外邪を発散させたぜ!とか、滋養強壮のためにケーキ10個たべちゃった!というのは全く違うのでご注意を(笑)
あくまでも自然な味の分類です。不調のある五臓を助けてくれます。もちろん、どれかだけを多く摂るのではなく五行のバランスを保つことも大切♪ぜひ、五味を食卓に取り入れてみてください(^^)/
これは、そのまんま「春」の養生でもあります。
さらに、「気滞」の時の養生もよさそうです。(1頁目10/13,10/16を参照ください)
五行配当表はこんな風に活用します。
ただし、どんなこともこれに当てはまるわけではありません、臨機応変に考えるのが大事です♪
春の食養生としては「苦味」をとると良いとされています。緑茶は「苦」に分類されるのでこれからの季節はお茶を飲むなら緑茶が良いかもしれません。
冬眠から目を覚ました熊は、「クマザサ」をたくさん食べてデトックス(解毒)をするのだそうです。冬の間に溜まった毒素を体の外に出すためです。
人間も同じで、春になると苦い食材が店頭に並びますね。
ふきのとう(てんぷら美味しいです)菜の花(お浸しやサラダで)春菊(まさに春の菊と書きます)ミント(リラックス効果もあり)セロリ(炒め物にしてもおいしい)などなど。
お子さんには苦手なものが多いかもしてませんが、味付けを工夫してみるのも楽しそうです。
そろそろ冬の食材から春の食材にチェンジする時期ですね♪
「相生」(そうせい)といって相手を生じ促進する関係、
「相克」(そうこく)といって行き過ぎを抑制しバランスをとる関係性を持ちます。
(五行の図は1頁目の12/12桃太郎を参照してください、そのうち大きいのも書きますね)
恐れ(水)、喜び(火)というのは「相克」の関係です。
なるほど・・・
プールで泳いでいた頃よりは、ちょっと気持ちが落ち着いてきた気がします。おそらくホルモンバランスの崩れや世の中のことに対する不安があったのかもしれません。あくまでも自己分析ですが。
このように、五行説は気持ちの整理ができたり占いができたりします。
森林浴したいな~、土いじりすると落ち着くな~、というのも「木」「土」が関係しているように思います。
いづれにしても、人は自然によって癒されるというこが良くわかりますね。
薬日本堂「漢方ライフ」の五行占いはこちら。ご興味のある方はどうそ♪
「フキハラ」ってご存じでしょうか?
「不機嫌ハラスメント」のことだそうです。〇〇ハラスメントという言葉が増えていくのもどうかな~と思いますが、「フキハラ」とストレス発散法について書いてみます。
愛読している1冊の本があるのですが、こんなことが書かれていたのを思い出したのです。
「ストレス発散は自分も他人も傷つけない方法で」
ナツメ社出版 「まいにち漢方」 櫻井大典著
不機嫌の原因はおそらくなんらかのストレスなのではないかと考えます。だからといって、それを表に出して周りを困らせてしまうのはよくありません。では、じっと我慢する?それもよろしくありません。大人の場合ですが・・・。
子どもたちはまだそういった気持ちのコントロールがうまくできないために、泣きわめいてみたり怒ってみたりするわけですね。
自分のイライラやストレスをどんな風にしたらやわらげることができるか、ちょっと考えてみるのも良いと思うのです。
クラシック音楽を効く、深呼吸する、気持ちを紙に書いてみる(そしてやぶって捨ててしまう)、土を触る、信頼できる人に打ち明ける、などなど自分に合った方法がなにかあるはずです。
そして、他人の不機嫌を自分のものにしない、というのもあります。不機嫌はその人自身の問題なのです。
一番簡単な方法は、距離を置くことかなと思います。
ディスタンスですね。それは、その人を邪険にするのとは違いますよ。一時的に自分を守る方法です。
「自分も他人も傷つけない」・・・とても優しい言葉だと感じます。
「まいにち漢方」は待合室にもありますので、ぜひお手にとってみてください♪
小青竜湯は、アレルギー性鼻炎で朝起きた後からくしゃみ鼻水が止まらなくなるような場合は朝食の前に飲んでみるのもよいかもしれません。
花粉症の季節にも使えそうな漢方薬です。
参考文献:
岩田健太郎「つまずきから学ぶ漢方薬」 週刊朝日MOOK漢方2019
坂﨑弘美・新見正則「フローチャートこども漢方薬」びっくりおいしい飲ませ方
ご近所さんの屋根から昇る太陽ですが・・・(;・∀・)
正真正銘、2021年元旦の太陽です!!先生と一緒に拝みました。
今年はどんな年にしたいですか?
自分は毎年なんとな~くイメージを膨らませてみます。
2021年は「肩の力を抜く」です!(^^)!
というのも、年末に肩~首~背中~右腕に痛みとしびれと冷感が続いたため、初めて鍼灸院に行ってまいりました。
肩こりの自覚はゼロだったのに、「カチコチですよ」と言われてびっくり。そういえば、力はいりすぎてたなぁ~、と反省した出来事でした。
今年も、自分の心と体と向き合い、ほどほどにそして細く長く養生して、時々漢方薬の力も借りて元気に過ごしたいと思います。
ウイルスを寄せ付けない体を一緒に作っていきましょう!
今年もお付き合いどうぞよろしくお願いいたします。
参考文献:岩田健太郎著「つまずきから学ぶ漢方薬」 週刊朝日MOOK未病から治す本格漢方2020
リラックスできることをいろいろと見つけてみましょう。
我が家では、夏の間に収穫したセージの葉を乾燥させておいたので煮出して香りを楽しみます。
セージは「ソーセージ」の名前の由来にもなったハーブで、肉の臭みを消したり、アロマで浄化や殺菌をすることができるそうです。
特に口内炎やのどの痛みなどには効果があるとのことで、煎じた液に少しの酢をたらし、うがいをするとよいそうですよ。
ただし、妊婦さんや授乳中の方、てんかんの方は禁忌です。
他にも、更年期のほてりや、落ち着かない時にもよいそうで万能なハーブです。
漢方とハーブは、お茶にしたり香りを嗅いだりするなど同じような使い方をするのですね。
湯気まできれいに写真が撮れたので、載せてみました。
今年の冬はいろんなハーブで、アロマ浴を楽しんでみようと思います。
医院名 |
---|
医療法人社団 澄明会 もり小児科 |
院長 |
森 淳夫 |
住所 |
〒290-0035 千葉県市原市松ヶ島2-1-13 |
診療科目 |
小児科 |
電話番号 |
0436-26-1959 |