早朝はゆっくり起き出す
朝はコップの水を身体に入れる
朝ごはんは軽く食しておく
午前中は全力を出さない
始まりは穏やかにスタートする
昼までになんとなくリズムを掴み
その後は成り行きに任す
午後は幸せを考える
夜には感謝を忘れずに
まさに、養生。
朝から、あわただしく動き、そのまま午前中力まかせに動くとバッテリー切れを起こします。
自分も、午後の過ごし方をよりよくしたいと考えていたところだったので、
「午後は幸せを考える」という部分に目からうろこ。
疲れがたまって、空も暗くなり、不安やもやもやに襲われることがあるからです。
そんなときは幸せを考える、なんてスバラシイ!すると気持ちがすーっと落ち着きます。
夜は、一日働けて無事に過ごせたことを感謝しようと思います。
季節の変わり目、ですね。
この時期は、とにもかくにも「胃腸をいたわる」のが大切です。
そもそも、どんな時でも「胃腸」は要です。
咳が出る・体がかゆい・気分が沈む・眠れない・・・などなど、ちょっとした不調が現れたらまずはお腹にやさしい生活をしましょう。
具体的には、よく噛む、食べすぎない、飲みすぎない、温かいものをいただくといったシンプルなことでOK!
食後にあしぶみをする、体の側面の経絡を刺激する、のも効果があります。(続ける)
体の側面→わきの下から外くるぶしまで、股の内側から内くるぶしまでのことです。私は、手やラップの芯で叩いています。
漢方で考える「胃腸」は「脾胃」(ひい)と言って、私たちの体を動かしてくれている「気」を作る場所です。そのエネルギー源となるのが日々の食事と呼吸だと考えます。
季節の変わり目に、胃腸をいたわる、というのも、人間は自然の一部であり、季節や気候の変動に大いに影響されているということからなのだと思います。
それが、日々の養生につながり、健康寿命を伸ばすこととなります(^^♪
凍っていた水がすこしずつ動き始める頃という意味なのだそうです。
そういえば、自宅にある凍っていたメダカの鉢も、水がゆるみ底の方で泳ぐメダカが時々見えるようになってきました。
まだ、もうちょっとは冬。
「温食温飲」と、気持ちを内に秘めて良く眠り、春に向けてエネルギーを蓄えておきましょう。
ちなみに、果汁は絞って冷凍にしてあります。
夏になったら、はちみつを加えて炭酸で割って飲もうと思っています!(^^)!
手ぬぐいで作った袋に入れて、お風呂に浮かべます。
陳皮は身体を温めてくれますよ。
果実をそのままお風呂に入れても香りが良くリラックスできます。
柚子・みかん・グレープフルーツ・レモン・文旦、なんでもOK!
ちょっと傷んでしまったものを利用するのもいいですね。
などなど。
身体を温めたり、胃腸を整えるものです。すごいな~お正月は食べすぎちゃうという予想をもとに、元旦にお屠蘇を飲む、まさに「食べる前に飲む!」(笑)
先人の知恵はこれからも受け継いでいきたいことのひとつですね。
食べすぎてしまった時には、肩甲骨の下あたりを指圧したり温めたりしてほぐすのも良いそうです。
今年もゆる~く更新してまいりますので、お時間の空いたときにでものぞいていただけたら幸いです。
さあ、去年のいやだったこと、失敗しちゃったこと、やりのこしたこと・・・いやいや、去年より前のこともぜーんぶ忘れてしまいましょう。
大切なのは「今」です。未来のこともあまり考えないようにしましょう。
そう思えないという人は、「今が大切、過去も未来も考えすぎない!」と声に出してみましょう。
これもれっきとした養生なのです♪
今年も子どもたちが元気いっぱいでありますように☆彡
「もっと大変な人だっているんだから」
一度は誰か(親など)に言われた、または、自分に向かって言い聞かせたことがある言葉ではありませんか?
これは、心の養生にとっては「禁句」です。
でも、この言葉によって自分を奮い立たせることができて、結果的にプラスになるならよいのだと思いますが、辛いことに直面した時に「こんな自分はダメだ・・・」と自分を追いつめる必要はありません。
長い人生を考えれば、ちょっと休むことは悪いことではないと思います。
どうしても辛かったり、身体に不調が現れ始めた時には「やめる」ことも一つの選択です。
それは身体からのSOSだからです。
だいたいのことは何とかなります。
どうか、自分をほめてあげてくださいね。
子育てにおいて、お子さんに対しても同じだと思うのです♪
以上7種類です。あたりまえですが、どれも胃腸に作用する生薬ばかりです。
でも、よく見てみると「温める」が多いですね。
そうなのです、安中散はお腹が冷えて痛む時に応答する漢方薬です!
お腹といっても、胃や腸だけではないので生理痛にも効くそうです。温めると良くなる生理痛の場合は効果があるのでしょう。
また、ストレス性や神経性胃炎で胃がキリキリする場合にも良く効きます。牡蛎の精神安定効果でしょうか。
気持ちを落ち着かせてくれるのですね。漢方薬ってやさしい~♪
さらに、甘いもの大好き!とか、やたら甘いものばかり欲しくなる時にも応答が良いのだそうです。胃腸が弱っていると甘いものばかり食べたくなる、とも考えられます。
私も何年か前に、「甘いもの沼」にハマっていたことがあり、毎日コンビニのスイーツをいくつも平らげていたことがあります。同時に、毎晩の腹痛にも悩まされていました(-_-;)
振り返ると、明らかに異常でした。自分の身体が危険信号を出していたのだと思います。
「安中散」は、ドラッグストアにも売っていますよ(^^)/
つい、熱い場所を冷やすことばかりに気をとられがちですが、逆の足を温めるとは感動です。
そういえば、お子さんが高熱を出した時に、「手足が冷たいのですが」と心配なさるお母さんがいらっしゃいます。
そんな時は、蒸しタオルなどで手足の先をそっと包んであげてはいかがでしょうか。
濡れタオルをビニール袋に入れて、適温までレンジで温めて使うと便利です。床屋さんや美容院で首元にしてもらうと気持ちいいアレです。
やけどには十分注意してください。
もしかしたら、夜泣きがひどい時にも効果があるかもしれません(^^)/
イライラした時も、いいかも!(頭を冷やしなさい、の代わりに、足を温めなさい、と言ってあげるとほんわかしますね(笑)
中医学では、人間も自然の一部と考えます。ですから、自然のものによって癒されたり、惑わされたりするのですね。
まさに、「惑星」惑わす星です☆
デジタル化が進む世の中ですが、それを担っているのも自然の一部である人間なのです。
どこまで続いているかわからない宇宙の中の地球という惑星の日本という小さな島国の千葉県の市原市の松ヶ島の駐車場で、自分の小ささを再確認。
その中で、人の一生なんてほんのちょっぴり。
まっすぐな道を歩くだけが、良い人生だとは限りません。迷い道・みちくさ・回り道があっていいんです!
少なくとも、私はそう思います。
そう思うことも実は立派な「養生」なのです♪
想像ですが、とようけひめのかみも、天照大神を食事で支えていた女神様だったのだと思います。
ちょっと元気ないな、という時に「好きなもの食べて寝よう」でたいていのことはなんとかなります。それは、食事と睡眠で体を養っている(養生)しているからなのです。
おろそかにしてはならない、ていねいな食事が健康の源だと思います。
私の目標は「とようけひめのかみ」のような女性になることです♪
・・・と、3つの生薬でできています。
どんな時に使うかというと、
汗いっぱいかいて身体カラカラに乾燥しちゃって乾いた咳がコンコンと出る、というイメージです。
熱が出たあとに咳だけが残ってしまう時がありませんか?まさに、その状態です。西洋薬だと咳止めを飲みますが、漢方なら肺に潤いを与えてあげて咳を鎮める、というアプローチです。
今日は汗をかくぞーという日の朝に飲んだりもします。
私はしたことがないのですが、お湯に溶かして持ち歩き少しずつ飲むのもよいそうです。ちょっと酸っぱい味がします。
私が最近飲んだのは、コロナワクチン後の発熱で体力が落ちたかも~という時と、秋になって空気が乾燥して、なんだかのどがイガイガ空咳が出る時です。
痰が絡んでいるような湿った咳の場合は応答しないかもしれません。そのような時には「五虎湯」(ごことう)の方が効果があります。
服用するときには漢方薬局にご相談なさることをオススメします。
そして、食事は楽しく、美味しくいよく噛んでいただきましょう。
私は、看護学校を卒業した後に小児の慢性疾患の病棟で働きました。現在のように小児喘息が内服薬によって上手にコントロールできていなかった時代で、入院している子どもたちが多くいて、ほかにも腎臓病や膠原病のお子さんが主に入院している病棟でした。
入院が長かったり、繰り返している子が多かったのでなんともアットホームな病棟でした。
夜勤で見回りに行った時に、6人部屋のベッドに誰もいない!ということがあり懐中電灯を照らすと、ベッドの下にある衣服をいれておくケースの上に全員寝ていました(笑)子どもって本当におもしろい、と思ったのを覚えています。
話がそれました・・・なつかしいなぁ~
私は見たことがないのですが、先輩に聞いた話だと入院中の小児喘息の子供たちは起床後に病棟の廊下で「乾布摩擦」をしていたのだそうです。昔から続くいている養生法だということが分かりますね。
状態が良い子は、病棟からランドセルを背負って登校して夕方帰ってきたり、小児からちょっと大人になった患者さんは仕事に行っていた子もいます。時代を感じます・・・。
病棟の夕飯にラップをかけて帰って来るのを待ったりしていました。戻ったら吸入をしてから晩御飯です。
秋は五臓の肺の季節でもあり、皮膚や鼻がキーワードになっています。皮膚を刺激することによって肺が強化できるというわけです。なるほど、喘息の患児たちが乾布摩擦・・・納得です。
皮膚のトラブルが多い、しょっちゅう鼻水が出る、などの体質の方にはオススメの養生だと思います!
やり方は簡単、お腹、腕、足、背中などをタオルでマッサージします。服の上から直接手でさすってもOK。朝、布団から出たらやってみてください、身体がポカポカして良い気分~♪ついでに手足をぶらぶらゆすります。一日の始まりに最適です。
バリア機能である「衛気」を高めてくれるので、風邪をひきにくくなったり気候の変化にも左右されなくなるかもしれません。
大人の方は自分をいたわる気持ちで、乾布摩擦してみてはいかがでしょうか(^^)/
はやっ!
漢方では大便のことを「糟粕」(そうはく)といって、食べたものは寝ている間に便となり、朝になったら排泄するのがよいとされています。
自分の体験ですが、日々の養生で体のリズムが整うとこの時間にスッキリ排便できるのです。これには驚き。
朝起きたとたんに、便が出るのではじめは異常かと思っていました(笑)
便秘や下痢を繰り返していて、胃腸の不調があった頃・・・その方が異常だったのです。まさに、未病ですね。
病気の一歩手前ということです。
養生とは、目に見えて結果がすぐに出ないことが多いのですが、コツコツと繰り返すことで自然と体調が整うということを実感した出来事です。
毎日学校や仕事など、同じことを繰り返している場合、帰り道をちょっと変えてみたり、いつもと違うことをするというのもよい養生になります。
つまっている気をそらすひとつの方法なのですね。
「今日はいつもと違うことしてみようか!」というちょっとしたイベントは子どもたちも大好きですね。
書いていて思い出しましたが、我が家は子どもたちが小さいころ、お正月にはリビングのテレビの前にみんなのお布団を敷き詰めて万年床で過ごすというのをやっていました。テレビを見ながらごはんもおやつも布団の上で・・・三が日ゴロゴロだらだらするというものです。
核家族で、しかも来客などがない家だったのでできたのですが(;'∀')
今でも時々その話をしては懐かしんでいます。
自分のためにイベントを企画するのも良いかもしれません♪
そんな時には、まずおちつくことが大切です。
気持ちを落ち着かせてくれる万能のツボ「合谷」(ごうこく)のご紹介です。
すぐに押すことができて手軽ですよ。
私もよく使います(^^♪
ポイントは人差し指の方向、上向きに押すことです。
反対の手の親指でぐーーーっと押してみてください。一緒に深呼吸も!
まずは、ふーーっと吐いてから、吸います。
肺の前・後ろ・横・胃の下の方までいっぱいになるイメージで吸ってください。
おへその少し下にある「丹田」というツボ。ここに、息を集めるようにするのが良いそうですよ。
丹田は女性で言うと子宮・男性ならちょっと位置はずれていますが精巣のあたりです。「精」が集まる場所なのです。
そういう意味では「ためいき」は悪いものではなさそうです。やっているのは深呼吸ですから(^^)/
それから、「泣く」という行為も深呼吸を伴いますね。自然と気持ちを落ち着けているのですね。
一日に何度かは深呼吸を忘れずに♪
そんな時は、赤黒食材です!もしくは、血を補う漢方薬を飲むなどの対策もできます。
スタッフのお母さまから立派な赤しそをたくさんいただきました!
しそは、「蘇葉」(そよう)という名前で漢方薬の材料にもなっています。
発汗・解表(体の表面にある邪気を追い払う)・理気(元気を出す)などの作用があります。
含まれている漢方薬としては・・・
「香蘇散」(こうそさん)
「参蘇飲」(じんそいん)
「柴朴湯」(さいぼくとう)
「半夏厚朴湯」(はんげこうぼくとう)
「神秘湯」(しんぴとう)
などがあります。
咳を鎮めたり、喘息や心身症、神経症などにも効果があるので、どの漢方薬もそんな症状の時に使うものが多いのです。
「香蘇散」は、虚証(体力のない人)や高齢者の風邪のひきはじめや、気分が晴れない、軽いうつ状態、それに魚によるアレルギー症状にも効くのだそうです。
そういえば、お刺身にもしそが添えてありますよね。
生薬になるのは主に赤しそのようです。
しそ、すばらしい食材ですね。
「しそふりかけ」作りに初挑戦。商品名でいうと「ゆかり」ですね♪
しそは葉っぱだけにして良く洗い、塩でもみます。梅酢に漬けてから天日干し。
仕上げにレンジでカラカラに乾かしてからフードプロセッサーにかけます。さらに、すり鉢でゴリゴリしてできあがり!
塩加減は適当でしたが、ふりかけなので多めにしてみました。
梅干作りに使ったしそを使っても良いそうです。
無農薬、無添加のふりかけで、養生食ができました。
感謝☆彡
の順で体を温める効果が増していきます。
体に熱がこもってほてる時には緑茶。
冷える時にはほうじ茶や紅茶。
食べすぎた時にはプーアール茶。
さらに、雨の日やむくみが気になる時には+はとむぎ。
目を使いすぎたり、たくさんしゃべった時には+菊花、クコの実。
ストレスたまってるな~気分がふさぐな~という時には+ジャスミン茶。
潤いアップしたい時にはライチ紅茶。
女性のお悩みには、マイカイカ(バラの花)を。
眠れない時にはラベンダーをひとつまみプラス。
お疲れモードの時には、生薬の人参やナツメを加えて。
などなど、アレンジ自由自在です(^^♪
(初めて飲む時には、自分に合うかどうか少しずつ試してみてくださいね)
漢方薬も煎じ薬は「お茶」です。お茶はもっとも手軽にできる養生のひとつだと思います。
朝、作って一日かけてちょっとずつ飲むのもよし、一日の終わりに身体メンテナンスで飲むのもよし。
いろんなバリエーションで愉しみましょう。
画像は、ボトルの中できれいに開いた菊花です。みているだけでも気持ちが和みました🌸きれいでしょー。
このような日があることを今まで知らなかったということと、数字にも陰と陽があるなんて!とびっくり。
奇数が重なる日と言えば・・・
1月7日→七草がゆ
3月3日→ひなまつり
5月5日→端午の節句
7月7日→七夕
9月9日を入れて、「五節句」
子どものころから親しんできた行事が「節句」だったと今さらながら分かったのでした(;'∀')
「秋のこころの養生」を書いてみました。
個人的には秋は大好きな季節ですが、子どものころから「小さい秋みつけた」のイントロを聴くと胸がぞわぞわとして何とも言えない気持ちになるのですが、秋だからだったんですね。
検索したところ、第4回日本レコード大賞童謡賞を受賞しているそうです!作詞はサトウハチローさん、作曲は中田喜直さん。
すばらしい!
そういうわけで、秋は悲しいのです。
もし、気分が沈んでしまうな~という方がいたら、「秋だから仕方ない」と思うとよいそうです。
もっと早く知りたかった・・・笑
感情を平らに保つことは健康でいるために大切だというのが中医学の考え方です。
また、過去のいろんなことを思い出して落ち込んでしまったり、未来を心配しすぎるのもよくない、と言われています。
貝原益軒も「養生訓」の中で、このように書いています。「過去の失敗は1度は自分をとがめて2度と悔やまず」
過去でもなく、未来でもなく、「今」を大切にすると考えると気持ちが落ち着くかもしれませんね。
悲しみの沼に沈んでいきそうになったら「切りかえスイッチオン!」ですよ♪
急に気温が下がってきました。あんなに暑かったのに・・・(;'∀')
くしゃみ、鼻水、それにお腹の調子も良くないなぁ・・・という方はいませんか。
それなのに夏の装い?冷え冷えの飲み物飲んでませんか?
気温の変動で体調を崩しやすい場合は、衣服で調整をしましょう。
「首」と名の付くところを冷やさないのがベストです!
「手首」「足首」「首」です。
特に、足は夏のなごりで素足のままだったり無防備になりやすいような気がします。
そんな方を見るとつい「冷えちゃうよ~~~」と思ってしまう私です。
レッグウォーマーなどを活用するとよいでしょう。
急な寒さは「外邪」のひとつ。不調の原因となります。これからは、そこに「乾燥」も加わります。
自分へのちょっとした気遣いで健康を保つことができますよ♪もちろん、お子さんには周りの大人が気を配ってあげましょう。
そんな時には白い食材です!
家族全員ちょっと夏バテ気味だったので、大根・はくさい・豆腐・しめじ・しゃぶしゃぶ豚肉のスープを作ってみました。。ほかほかで美味しい~(^^♪ピリッとこしょうも加えてみました。
また、これから出回る「梨」「ぶどう」など秋の果物もうるおいを与えてくれますよ。きのこ類も秋にはぴったりの食材です。
漢方でいう「うるおい」不足とは・・・
「陰虚」(いんきょ)の状態です。「陰」が虚している?
「陰」ってなんでしょう?
私たちの体を構成している「気・血・水」のうち「血」と「水」が陰液です。「気」は陽気。
陰液のうち、色が付いているのが「血」で栄養分を運んだり精神活動の基礎を担っています。その他の液体が「水」ということになります。
この陰液が不足してしまうのが「陰虚」といわれています。
陰液はどうやって作られるのかというと、食事なのです。五臓にバランスよく栄養が送られることがなにより大切です。
陰虚の状態になると、ほてり・夕方になると熱っぽくなる・喉が渇く・寝汗・尿が濃い・手足と胸のあたりが熱い(五心煩熱)などの症状が出てきます。
お布団から、手足だけを外に出したい!ということはありませんか?これが五心煩熱(ごしんはんねつ)です。
冷たいそうめんも良いのですが、夕飯にはうるおい食材で温かいスープはいかがでしょう♪
今回は「味」について書きました。
普段何気なく口にしている食べ物の味にも役割があります。
必ずしも、実際の味覚とは一致しませんが、こうして分類してみると「なるほどー」と感じます。
酸味:収斂(しゅうれん)といって、ひきしめてもらさないはたらきがあります。血管から血液をもらさない・余分な汗、尿、水分の多い便などのことを指します。
苦味:清熱(せいねつ)の作用で熱を冷まして湿を取り除きます。また、上がった気を降ろしてくれるはたらきも。日中に緑茶を飲み、おやつにコーヒーをいただくのはクールダウンの意味合いがあるのですね。
甘味:といっても、あんみつやケーキではありません(笑)
補益(ほえき)といって、滋養強壮や痛みを緩和するはたらきがあります。食材は自然の甘味があるものですよ~。
辛味:発散(はっさん)の作用があります。食材を見ておわかりのように発汗させて気血を巡らせてくれます。風邪をひいたときに、ネギの味噌汁や生姜紅茶を飲むのはこの作用をねらっているのです。汗を出すことで体の表面にある邪気は追い払うことができるのです。
鹹味(かんみ):イメージしにくい味ですが、「海のもの」と思って良いと思います。しょっぱい、しおからい、味です。
軟堅散結(なんかんさんけつ)といって、塊や固いものをやわらかくする役割があります。
私は、味のはたらきの中でも、もっとも感動したのはこの「鹹味」でした。
固い便の便秘の方には、海のものが良いのかもしれません。海の恵みが塊をほぐしてくれる・・・なんてやさしいんでしょう(*'ω'*)
勉強って感動です♪
背筋を伸ばして気を巡らそう!なんて言っていますが、そうそう毎日はりきってはいられません。
時には、猫背でうつむいてしまう日もあります。それでいいんです(^^)/
そしてポイントは笑うというところ♪
作り笑いでかまいません、口角を上げるだけでOKです!
しかし!今日も各地で40度近い気温になると天気予報は報じています。
夏の野菜といえば「すいか」
体にこもった熱を冷まして暑さをやわらげてくれます!熱中症に効果的です。塩をふればなおよし。
「でも、種があるし~食べるのめんどくさい~」って方はいませんか?
たしかに・・・。
看護学生時代の友人もそういう理由ですいかは嫌い、と言っている人がいました(笑)
最近はカットスイカとして売っていますが、やはり丸ごと買って食べたいので、自宅でカットスイカにして冷やしておきます。
その時できるだけ種も取り除いておくと食べるときに便利。
じつは、「きのう何食べた?」という漫画で、シロさんがパートナーのケンジにそうしてあげていたんです。
「とっても食べやすい~♡」とケンジは大喜び。そんなケンジを見てシロさんも嬉しい、なんて素敵な食卓でしょう(^^)/
自分のためでもいいし、シロさんのように食べる人のためにひと手間かけるのも楽しい作業ですよ♪
そのへんも含めて「薬膳」なのかな、と思います。
若い世代の方はこれから接種が始まると思いますが、接種する日が決まったらぜひ養生して体調を整えておいて損はしないと思います!
養生といっても簡単です。
「早く寝る」「よく噛んで食べる」「便通を整えておく」「考えすぎない」「深呼吸」 これだけでOK!
また、季節がいつか、によっても養生方法は変わると思います。夏には夏の養生、秋には秋の養生がありますので、併せてしておくとよいかもしれません。
(1頁・2頁の季節の養生をお役立てください)
副反応は仕方ないけれど、少しでも軽く済むに越したことはありませんよね♪
生薬としての名前は「山薬」(さんやく)。山の薬なのですね。
生理不順の娘に、食べさせたいと思い積極的に食卓に出すようにしています♪
無造作ヘア~なんていうのもあり、髪の毛をとかすことが少なくなってきているような気がします。
朝の習慣として髪の毛をとかすことは簡単にできる養生です!(^^)!ぜひ、なさってみてください。
「水牛のくし」でなくても構いません(笑)100回でなくても構いません(笑)
お子さんの髪の毛も、お母さんがとかしてあげてくださいね。
人間は「気」でできています。いわゆる生きる力でエネルギーです。この「気」を巡らせてあげることだけでちょっとした不調がやわらぐこともあるんですよ。
「阿是穴」(あしゅしゅ)・・・あたらめて調べてみると「あぜけつ」と読むそうです。教科書にメモしてあった読み方が「あしゅしゅ」となっておりました、次回先生に質問してみます(;'∀')
中国語で「あ、そこ!」という意味だそうです。
自分の体を知るてがかりにもなりそうですね。
貝原益軒さんも、養生訓の中で顔や手足などを自分でさすりましょう、というようなことを書いています。
このご時世、出先で顔を触ることができませんが、お家でのリラックスタイムではこの「阿是穴」を探してみるのもよいかもしれません。
私は、湯船につかっている時に足首の内側を押すことが多いです。
足の疲れも心の疲れもほぐれていくような気がします♪
<ローズマリーとハーブのビネガー>
フレッシュローズマリーの枝 3~4本
酢(ワイン酢、リンゴ酢、米酢など)1本
好みでコリアンダー、ディルの種、粒こしょうなど。
ローズマリーの枝は洗ってから布巾で水気をとり、風通しのよいところで半日くらい干しておく。(しっかり水気をなくす)
酢の瓶にローズマリーとほかのハーブなどを入れて、日当たりの良い窓辺で2週間くらい置く。
酢に香りが移ったら、枝を取り出して新しいものを入れる。
ドレッシングやピクルスやマリネ作りに利用したり、肉や魚の下ごしらえに使うと生臭さがとれて仕上がりがさっぱりします。
参考文献:山と渓谷社 飯島都陽子著 「魔女の12か月」
13歳8か月ちょうどでした。
我が家はこれで3匹の犬を見送りました。トイプードル3歳、柴犬13歳、そして今回の3匹目です。
お別れはつらく悲しい出来事です。そんな時に読む本が江原啓之さんの「ペットはあなたのスピリチュアルパートナー」という本です。
今回、読んでいてちょっと驚いたことがあります。
人間のたましいは、鉱物から植物、植物から動物、動物から人間、というふうに進化すると書いてあります。
私たち人間もかつては、鉱物や植物、動物であり、その記憶があるというのです。
鉱石などをお守り代わりに身に着けたり、花や木を見て癒されたり、動物と一緒に暮らしたりするのはそのためなのかもしれません。
漢方薬の生薬には「植物」(根っこや茎、葉や花など)「鉱物」(石膏や化石など)「動物」(阿膠「あきょう」というのがあります)があるのです。人間も自然の一部であるという考え方が漢方の基本です。それらが体の不調を整えてくれているとしたらそれはしごく当然のことだと感じたのです。
毎回、犬たちにたくさんのことを教えられてきましたが、今回は漢方を学んでいる私にこの不思議な一致を教えてくれたのかもしれません。
動物が人間のたましいへと進化するお手伝いをするのが私たち人間の役割なのだと江原さんは書いています。
そして、それは「たましいのボランティア」だと言います。
ちゃんとボランティアになっていたかな・・・でも、家族で精いっぱい楽しんでかわいがって見送ることができて幸せだと感じています。
旅立った日の空は久しぶりにピンク色の夕焼けに染まっていました。
うずくまって、スマホで検索しまくりはやめて、腕をぶんぶん!
曇り空だけど、窓を開けて空を見上げてみて。
どうしても、涙が落ちちゃう時はこれを試してみてくださいね♪
ぶんぶん、ぶんぶん・・・・!
西の空の夕焼けを見る、というのはどうかしら?
・・・
といったふうに、気持ちへの対処ができると気づいたのです。
そして、なにより自分の味方になってあげることが大切。自分が悪かった、あの時こうしていれば、など自分を責めない、人のせいにしない、
あまり先のことを考えない、悪い想像はしない、自分のこれまでを信じてあげましょう。
悲しみすぎると、逆に五臓の「肺」を痛めてしまいます。すると、身体にも不調が生じてしまうのです。
そうならないように、養生をすることができるのが漢方の考え方です。
自分の気持ちをコントロールすることができると、むやみに自分を傷つけずにすみますよ。
医院名 |
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医療法人社団 澄明会 もり小児科 |
院長 |
森 淳夫 |
住所 |
〒290-0035 千葉県市原市松ヶ島2-1-13 |
診療科目 |
小児科 |
電話番号 |
0436-26-1959 |